『源氏長者』(吉川弘文館)

 
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中学生の時に源氏の家系図を見ていたら源頼朝も足利尊氏も徳川家康も遠い親戚だということに気付きました。(これは大発見だと思い!)社会科の先生に報告したところ、「征夷大将軍になるには源氏の子孫じゃないと駄目なんだよ。だから家系図を作り変えたんだ」と言われました。その後、それについて何も疑問に思いませんでしたが、著者はこれを俗説だと言います・・・

ひょっとして武家が「征夷大将軍」となって政権を掌握したという理解そのものが間違っているのではないか。足利家や徳川家は「征夷大将軍」とともに「源氏長者」という地位を手に入れることで、真の意味で王権を掌握し得たのかも知れない。(はしがきより)

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