『現象学とは何か』竹田青嗣・西研編著(河出書房新社)

 
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竹田青嗣と西研の編著による「現象学」の現状と最新の研究の本です。教育や医療の分野などの専門家が現在の問題を現象学的に分析しています。

「2020年前半世界中に第一波が吹き荒れたCOVID-19のパンデミックは、国や地方を問わず次々と医療現場や医療政策での「正しい判断」の不可能性が明らかとなったが、社会は十分にその事実の意味を捉えなかった。(中略)過去の判断の適否を評価することより、その時点の評価が重要である。それには判断の確信成立の条件を問う現象学的発想が不可欠である。」行岡哲男

先行きの見えないコロナ禍だからこそ、現象学は必要なのかもしれません。

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