『分断のニッポン史』赤上裕幸(中公新書ラクレ)

 
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「アメリカ軍は日本の分割占領を計画していた。それによると、北海道と東北地方をソ連、関東や中部地方をアメリカ、近畿地方をアメリカと中華民国、九州と中国地方をイギリス、四国を中華民国が占領する計画になっていた。東京もこの四か国による共同管理が予定されていた。」ニッポンの分断をテーマにした様々なフィクション(小説)を通して、ありえたかもしれない戦後を語ります。「『歴史にifは禁物だ』と言われる。~しかし歴史が変われば、その延長線上にある『今』もひょっとしたら別の形になっていたかもしれない。」アメリカ軍の統合戦争計画委員会における議論を再現したものも必読です。1階の新書売り場にございます。